2011年01月13日

Posted by 沖縄かりゆし不動産
at 09:55
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不動産売買の基礎知識

失敗しない不動産売買10ケ条

失敗しない不動産売買10ケ条うるま市にあるハート住宅さんの封筒の裏には、「失敗しない不動産売買10ケ条」が印刷されています。
前々から「いいこと書いてる!」と思っていたので、今日はそこから特に重要なポイントを引用させていただきたいと思います。

第一条 免許業者へ依頼の原則

アメリカで、不動産の「ブローカー」といえばレッキとした資格で社会的地位も高いそうです。しかしながら、日本で「ブローカー」というと、無資格で怪しく動くオジサンである場合がほとんどです。
「○○さんから、物件売りたいって相談されたんだけど」という電話がかかってきて、行ってみると話が曖昧だったりします。土地の大きさも、法令上の制限等も、すべて曖昧なまま「ま、売ってよ」みたいな……。
このようなブローカーの人たちは、無免許ですから仲介手数料をもらうことはできません。そこで、「顧問料としておたくから報酬ちょうだい」と不動産会社に持ちかけたり、「売主に100万円負けさせるから、その100万円ちょうだい」と持ちかけたりします。もちろん、その100万円を受け取ったとしたら宅建業法違反です。

業法違反はまだいいとして、ブローカーといわれる人たちはほとんど不動産について調査せず、また法律を順守しませんので(そもそも法律を知らない可能性大)、依頼していいことはあまりありません。

でも、何だか口はうまいんですよね。「琉球銀行の支店長に泣きつかれて、しょうがなくこの土地の売却を手伝ってるんだよね」みたいな話が多い気がします。「あの土地も、向こうの土地も、全部僕が売ったんだよ」みたいな事も言います。
そのような方に不動産取引を依頼するのは、やっぱりかなり危険ですよね。

第三条 物件購入における一人サチバイ禁止の原則

「不動産物件には稀に掘り出し物件やいい希少物件も存在しますが自分一人の判断で焦って購入しないことです。」と、書かれています。
この文章、前半も後半も、「なるほど」と思います。

不動産物件を眺めていると、安い物件は安いなり。という気がしてきます。
高い物件はいいですし、安い物件はそれなりです。
ごくたまに「これは安くていい!」と思うものが出てきますが、それが本当に自分に合った物件なのかどうかは、値段だけで決められません。

「お、安い!」と自分だけの判断で突っ走ると、後で落とし穴にハマることも。
契約の直前になって家族に反対されて、計画が流れてしまうこともあります。そうなると、売主さんにも、契約をサポートしてくれた周囲の人達にも迷惑がかかってしまうことになります。

見ていると時々、一日に3度も物件を見に来る方もいらっしゃいます。
朝自分で物件を見て、気に入ったらお昼ごろ奥さんを連れてきて、夕方はご両親を連れてくる……という感じの、素早い動き。
こう言う方は、「きっといつかいい物件を購入されるのだろうな」と思います。

というわけで、今日はハート住宅さんの10ケ条から、2ケ条をご紹介しました。



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