2011年02月26日

Posted by 沖縄かりゆし不動産
at 18:34
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不動産売買の基礎知識

マンション購入予算を考える上での注意点!?

マンション購入予算を考える上での注意点!?バブル期のお話ですが、本土で流行した「リゾートマンション」。
スキー場がたくさん並んでいる関越自動車道沿線も、とくに多くのリゾートマンションが建てられたエリアでした。東京から関越自動車道を走り、長い長い関越トンネルをぬけると現れる、雪に煙る背の高いマンション群は印象的でした。

で……。

そんなリゾートマンション。
略称リゾマン。

現在の価格を見てみましょう。

南魚沼市の中古マンション(新潟) ←クリックで別ウインドウが開きます

あきじゃびよ~。
2000万円以上で売りだされていた記憶のあるゴージャスな物件が、70万円とか80万円とかで売りだされています。
「これください!」
と、思わず叫んでしまいそうですが、ちょっと待ってください。

マンションは管理費等がかかります

マンションの購入予算を考える上で、意外と忘れがちなのが、管理費と修繕積立金。
沖縄県内のフツーの感覚であれば、両方合わせて1万5000円とか2万円くらいかな? という感じですが、上のリンクにあるようなリゾートマンションは、バブル期に贅沢に作られていますから、普通に4万円、3万円といった費用が出てしまいます。
月に4万円とすると、年間48万円。
10年所有したら480万円。

マンション本体より高いです。
それがアダとなって、管理費や修繕積立金が滞納されているリゾートマンションも多いそうです。
そして管理会社も経営破綻し、スラム化してしまった物件もあるとか…。

そこから言えるのは、沖縄のマンションを買う場合でも、毎月出ていく費用に注意しましょう! という点です。
管理人が常駐して、いたれり尽くせりの管理をしてくれるマンションはそのぶん管理費がかさみがちです。それが必要ないなら、簡素な管理体制で安い管理費の物件を選んだほうがオトクかも知れません。案外差のある部分ですし、ずーっと支払うものなので、物件情報をチェックする際には確認をお忘れなく。かなーり「高い」という印象の物件もありますよ。

また、費用(とくに修繕積立金)が安すぎる物件は、かえって不安です。
マンションは必ず修繕が必要ですから、修繕積立金が不足するような事態は好ましくありません。
中には修繕積立金ゼロ、という物件もありますが、こういうマンションを購入した後で大規模修繕が必要になった場合には、百万円単位の支出を余儀なくされることも…。

それを踏まえて、「今の家賃でいくらの物件が買えるか?」

というわけで、1万5000円か2万円くらいの月額費用(管理費+修繕積立金)を支払いつつローンも支払う、という前提で計算をしてみました。

今の家賃で、いくらの物件が買えるのか!?

●家賃4万円の方 → 700万円の物件が購入可能
 (月額ローン約25000円、管理費等15000円)
●家賃5万円の方 → 1000万円の物件が購入可能
 (月額ローン約36000円、管理費等15000円)
●家賃7万円の方 → 1500万円の物件が購入可能
 (月額ローン約54000円、管理費等15000円)
●家賃9万円の方 → 2000万円の物件が購入可能
 (月額ローン約72000円、管理費等20000円)

と、こんな感じになりそうです。
※頭金ゼロ、ボーナス払いゼロで、銀行ローン(金利1.8%)利用、30年ローンとして計算しています。両親や祖父母からの援助で頭金が少し用意出来れば、さらに支払いは楽になるでしょう。
減税もあるので、今が購入のチャンスであるとはいえそうです。

実際に買うか買わないかは、ライフスタイル的な問題や好みの問題もありますので、ケースバイケースでしょうか。



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